2026年10月23日(金) 米国市況
NASDAQが2.60%下落。AI投資への警戒と原油高が重荷
主要市場データ
日本時間10月23日午前6時30分までに確認したデータです。米国株とWTIは10月22日終値、その他は各項目の確認時刻を記載しています。
NYダウ:52,867.98ドル
前日比 +11.89ドル(0.02%上昇)
NASDAQ総合指数:26,008.86ポイント
前日比 -694.00ポイント(2.60%下落)
VIX指数:19.03
前日比 +2.35ポイント(14.09%上昇)
米10年国債利回り:約4.95%
前日終値5.146%比、約0.20ポイント低下。10月22日の米国市場後半に確認した参考値で、終値ではありません。
ドル円:156.78円
10月23日午前6時01分時点。10月21日終値158.147円比、約1.37円の円高方向です。
WTI原油先物(12月限):99.47ドル
前日比 +2.32ドル(2.40%上昇)
日経225先物 62,500円
10月22日の日中終値63,200円比、700円下落(1.11%下落)
日経VI:35.97 5.12ポイント上昇。
日本10年国債利回り
直近で確認できた10月21日の終値は2.880%。10月20日比0.015ポイント低下。10月22日の数値や方向は推測しません。
重要材料1 AI関連株に再び売り、半導体指数は6.7%下落
10月22日の米国市場では、AI関連企業の巨額投資が将来の利益につながるのかという懸念が再燃しました。Metaは決算で市場予想を上回ったものの、AI投資による資金流出が嫌気され、株価は7.0%下落。Teslaも3.1%下落しました。
半導体株指数(SOX)は6.7%下落し、NASDAQは2.60%安となりました。AI需要の長期的な成長期待とは別に、投資負担と収益化の進み具合が厳しく見られています。
重要材料2 中東の緊張で原油価格が上昇
サウジアラビアの関連施設を巡る攻撃や、中東からの原油供給への懸念を受けて、WTI原油先物は99.47ドルまで上昇しました。
原油高が長引けば、輸送費や原材料費を通じて企業収益と物価に影響する可能性があります。米金融政策に対する市場の見方にも注意が必要です。
重要材料3 米国債に資金流入、長期金利は低下
株式市場の不安定さを受け、安全資産とされる米国債が買われました。米10年国債利回りは約4.95%へ低下しました。
金利低下は成長株にとって支援材料になり得ますが、今回はAI関連株への売りを止めるには至りませんでした。
ドル円 156円台へ円高が進行
ドル円は156.78円付近まで下落し、前日の158円台から円高方向へ動きました。
米長期金利の低下に加え、株式市場のリスク回避姿勢から円が買われたとみられます。円高は輸出関連企業の採算に逆風となる一方、原油輸入コストの円換算額を抑える要因にもなります。
今日の日本株を見るポイント
10月22日の日経平均株価は62,907.84円で、前日比1,713.40円下落しました。さらに大阪取引所の日経225先物は夜間に62,500円まで下げています。
本日は、米国の半導体指数急落を受けて日本の半導体製造装置株やAI関連株に売りが広がるか、原油高が輸送・化学などのコストにどう意識されるか、ドル円の円高が輸出株にどう影響するかの3点を確認したいところです。
今日のまとめ
ダウは小幅高だったものの、NASDAQは2.60%下落し、米国株の中でもAI・半導体関連株の弱さが目立ちました。原油高と円高も重なり、今日の日本株は慎重なスタートが想定されます。
指数全体の動きだけでなく、半導体関連株、為替、原油の値動きを見極めたいと思います。
