今日のテーマ

米10年債が5%を突破。強い米景気で利上げ観測が再燃し、NASDAQは1%超下落

23日の米国市場は3指数そろって下落しました。

ダウは-0.68%、NASDAQは-1.13%。

最大の材料は米国の強い景気指標です。

9月の米総合PMI速報値は58.4と5年以上ぶりの高水準となり、「米景気が強いならFRBはさらに利上げできる」との見方が強まりました。

その結果、米10年債利回りは5.05%まで上昇し、2007年以来の高水準。高金利に弱いハイテク・AI株を中心に売りが広がりました。 

日本時間6時時点の主要市場データ

ダウ 51,511.59 -0.68% 下落

NASDAQ 26,936.04 -1.13% 下落 

VIX 14.83前後   約+4.4% 上昇

株価下落を受けて警戒感はやや高まりましたが、VIX自体はまだ低い水準です。 

米10年債利回り 5.054% +0.087ポイント 上昇

2007年以来の高水準となりました。 

ドル円 158.24円前後 約+0.55% ドル高・円安

WTI原油 92.16ドル +1.64ドル +1.81% 上昇

イラン大統領が米国への強硬姿勢を示したことで、中東情勢への警戒が再び強まりました。 

今日の重要ポイント1 米10年債が5.05%

今朝、最も重要なのはここです。

米10年債利回り 5.054%

2007年以来の高水準となりました。 

きっかけは9月の米PMIです。

米総合PMI速報値は58.4まで上昇。

景気が予想以上に強いため、市場では10月のFRB利上げ確率が一気に上昇しました。金利先物市場では10月利上げの確率が73%まで高まっています。 

初心者向けに整理すると、

米景気が強い

インフレが下がりにくい

FRBが追加利上げする可能性が高まる

米国債金利が上昇

株、特にハイテク株には逆風

という流れです。

今日の重要ポイント2 NASDAQが1.13%下落

NASDAQは、

-1.13%

となりました。

前日までAI・半導体株がNASDAQを支えていましたが、米10年債利回りが5%を大きく超えると状況が変わりました。

AlphabetやAmazonなど大型ハイテク株が下落し、NASDAQを押し下げています。 

AI需要そのものが悪化したわけではありません。

今回は、

「AIへの期待」より「金利5%超」の影響が勝った

と見る方が分かりやすい相場です。

今日の重要ポイント3 原油が再び反発

WTI原油は92.16ドル。

+1.81%となりました。 

ここ数日は中東情勢の改善期待から原油が下落していました。

しかし23日は、イランのペゼシュキアン大統領が米国に対して「決して屈しない」と強硬姿勢を示したことで、再び供給リスクが意識されました。

原油価格が再び上昇すると、

インフレ懸念

金利上昇

につながる可能性があります。

そのため今は、米金利だけでなく原油も重要です。

ドル円は158円台へ円安

ドル円は158.24円前後。

約0.55%のドル高・円安です。 

理由はかなり明確です。

米景気が強い

FRB追加利上げ観測が強まる

米10年債が5.05%まで上昇

ドルが買われる

という流れです。

日銀は先週1.25%へ利上げしましたが、それ以上に米金利が上昇しているため、円高にはつながっていません。

158円台まで来たことで、今後は日本当局による為替介入への警戒も強まりそうです。

今日の日本株を見るポイント

今日24日は、3日間の休場を終えて日本株が再開します。

ただし、休場中の米国市場はかなり動きました。

NASDAQは一度最高値を更新した後、昨夜は1.13%下落。

米10年債利回りは5.05%。

一方、ドル円は158円台まで円安です。

今日の日本株は、

半導体・AI株には米金利上昇が逆風

自動車など輸出株には円安が追い風

という、かなり分かれた相場になる可能性があります。

特に今日は、日経平均そのものよりも半導体・AI関連株が米金利5%超をどう消化するかを見たいところです。

今日のまとめ

今朝は少し警戒したい相場です。

米10年債 5.054%

NASDAQ -1.13%

ドル円 158円台

WTI原油 反発

米景気が強すぎることで、再びFRBの追加利上げ観測が強まっています。 

ここ数日は、

原油低下、金利低下、AI株上昇

という流れでした。

今朝はそれが、

原油反発、金利上昇、AI株下落

へ少し逆回転しています。

今日の日本株では、米10年債5%超とドル円158円台。まずこの2つを軸に見ていきたいと思います。