2026年9月19日 朝6時 市況
今日のテーマ
日銀利上げ後も円安。米10年債は再び5%台、半導体株がNASDAQを支える
18日の米国市場はまちまちでした。
ダウは小幅安となった一方、NASDAQは0.40%上昇。米10年債利回りが再び5%を超えたことが株式市場全体の重しになりましたが、半導体株への買いがNASDAQを支えました。
そして日本では、日銀が政策金利を1.00%から1.25%へ引き上げました。それにもかかわらず円は買われず、ドル円は157円台まで円安が進んでいます。
日本時間6時時点の主要市場データ
ダウ 51,682.64 -95.40ドル -0.18% 下落
NASDAQ 26,522.55 +104.25 +0.40% 上昇
VIX 14.81 -4.01% 低下
米10年債利回り 5.01%前後約 上昇
前日に5%を割り込んでいましたが、再び5%台へ上昇しました。
ドル円 157円台半ば ドル高・円安
日銀の利上げ後にもかかわらず、円安方向へ動いています。
WTI原油 95.56ドル前後 約-1.7% 下落
原油価格は100ドルを下回る水準まで低下しました。
日経225先物 64,870円 -230円 下落
日経VI 24.23 -3.92 -13.93% 大幅低下
日経平均の上昇を受け、市場の警戒感は大きく後退しました。
日本10年国債利回り 2.970%前後 低下
日銀が利上げしたものの、2人の政策委員が反対したことで今後の利上げペースは急がないとの見方が広がり、長期金利は3%を下回りました。
今日の重要ポイント1 日銀が1.25%へ利上げ、それでも円安
昨日もっとも重要だったのは日銀です。
日銀は政策金利を、
1.00%から1.25%
へ0.25ポイント引き上げました。
31年ぶりの高水準です。決定は7対2で、2人の政策委員が利上げに反対しました。
通常であれば、日本の金利上昇は円高材料です。
しかし今回は逆でした。
利上げ自体がほぼ織り込み済みだったことに加え、2人の反対票によって、
「今後の日銀はそれほど速いペースで利上げしないのではないか」
との見方が広がりました。
一方、米国ではFRBが追加利上げの可能性を残しています。
結果として日米金利差は依然大きく、ドル円は157円台まで円安が進みました。
今日の重要ポイント2 米10年債が再び5%
米10年債利回りは再び5%台へ上昇しました。
これは今の株式市場にとって引き続き重要です。
金利が上昇すると、高PERのグロース株には逆風になります。
それでもNASDAQは、+0.40%
と上昇しました。
理由は半導体株です。
半導体株への買いがNASDAQとS&P500を支えた一方、市場全体では下落銘柄の方が多く、ダウは0.18%下落しました。
つまり今朝の米国市場は、
「全面高ではなく、半導体・テクノロジー株が指数を支えた相場」
と見るのが分かりやすいと思います。
今日の重要ポイント3 原油が100ドル割れ
WTI原油は95ドル台まで低下しました。
ここ数週間、市場を苦しめてきた原油高が少し落ち着いています。
原油が下がれば、
インフレ懸念の後退
企業コスト上昇への懸念の緩和
につながるため、株式市場にはプラス材料です。
一方で米10年債利回りは5%を超えています。
現在は、
原油低下は株にプラス
金利5%は株にマイナス
という2つの力がぶつかっています。
ドル円は157円台へ円安
今日のドル円はかなり重要です。
日銀が利上げしたにもかかわらず、円は逆に売られました。
ドル円は157円台まで上昇しています。
主な理由は、
日銀の1.25%への利上げは織り込み済み
2人の反対票で急速な追加利上げ観測が後退
米国は追加利上げの可能性が残る
米10年債利回りが再び5%台
です。
つまり、
「日本も利上げしたが、米国との金利差はまだ大きい」
ということです。
円安がさらに進むのか、それとも当局による円安けん制が強まるのか。来週に向けてドル円は重要なチェックポイントになりそうです。
今日の日本株を見るポイント
昨日の日経平均は65,018.95円 +1.38%
と大きく上昇しました。
日銀が利上げしたにもかかわらず株価が上昇した理由は、利上げが予想通りだったことに加え、円安が進んだことです。
特に昨日はAI・半導体関連株への買いが目立ちました。
そして米国でもNASDAQは上昇。
今日見るポイントは3つです。
1. 半導体・AI株の強さが続くか
2. ドル円157円台の円安が続くか
3. 米10年債5%がさらに上昇するか
ただし今日は土曜日のため、東京株式市場は休場です。
週明けの日本株では、特に円安と半導体株の組み合わせを確認したいところです。
今日のまとめ
今朝の相場は、
日銀利上げ後の円安
米10年債5%
半導体株の強さ
この3つがポイントです。
ダウは-0.18%。
NASDAQは+0.40%。
VIXは14.81まで低下しました。
日銀は1.25%へ利上げしましたが、ドル円は157円台へ円安。
一方、米10年債利回りは再び5%を超えています。
「日銀が利上げしたのに円安になった」
ここが今日もっとも興味深い動きです。
週明けの日本株では、円安が輸出株を支えるのか、米金利5%が半導体・AI株の重しになるのか。
