中東情勢と原油高、米中の先端技術規制が週明け相場の焦点。米国株は金曜日に下落し、日経225先物も軟調なまま週末を迎えました。

週末に発生した重要ニュース

1 10月24日(土) 中国が米国の対外投資規制拡大に反発

米財務省が提案した対外投資規制の見直しに対し、中国商務省は24日、規制拡大をやめるよう求めました。対象にはバイオテクノロジーの追加や高性能計算分野の規制強化が含まれます。中国側は対抗措置の可能性も示しており、米中関係だけでなく、半導体やAI関連企業の事業環境への影響が注目されます。

2 10月25日(日) 米イラン協議を巡り情報が交錯

イランの駐パキスタン大使は、米国との対話を再開する用意があると述べました。一方、イラン側の一部報道では新たなホルムズ海峡開放提案が否定されており、外交の進展は確定していません。米国とイランの間では仲介国を通じた連絡が続いていると報じられました。原油価格の変動要因として、協議の実質的な進展を見極める必要があります。

3 10月25日(日) イラン軍が米無人機撃墜を発表

イラン軍は、南部バンダルアッバース上空で米国の無人機を撃墜したと発表しました。イランのタスニム通信が伝えたもので、米国側の確認は取れていません。事実関係が確認され、緊張が強まれば、ホルムズ海峡の航行や原油供給への警戒につながる可能性があります。

今週の予定 FOMCとAI企業の決算

米連邦公開市場委員会(FOMC)は10月27日から28日に開催予定です。原油高がインフレに及ぼす影響と、米金融当局が今後の政策金利をどう見ているかが焦点となります。AI関連企業の決算では、設備投資の拡大に見合う収益を確保できるかに注目が集まります。

今日の日本株のポイント

日経平均株価は10月23日に62,693.16円で引け、前日比214.68円下落しました。大阪取引所の日経225先物は夜間取引で62,640円と、現物終値を53.16円下回って週末を迎えました。

第一に、原油高と中東情勢が輸送、化学、空運など燃料コストの影響を受けやすい業種にどう波及するか。第二に、米中の投資規制を受けてアドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアなど半導体関連株に売りが続くか。第三に、FOMCを控えてドル円と米長期金利が落ち着くかを確認したいところです。

まとめ

週末の新たな材料は、米中の先端技術規制を巡る対立と、米イラン関係の不透明感です。金曜日は原油が大きく上昇し、米国株と日経225先物は下落しました。今日の日本株は、寄り付き後の半導体関連株と原油価格、ドル円の動きを丁寧に見極める一日となりそうです。