ダウは上昇、NASDAQは下落。

原油高と半導体株安が重しに

10月12日の米国株式市場は、主要指数で方向感が分かれました。

ダウ平均は195.60ドル高となった一方、NASDAQは120.27ポイント下落。中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇と、AI・半導体関連株への売りが相場の重しとなりました。

主要市場データ

ダウ平均 51,850.55ドル
前日比 +195.60ドル(+0.38%)上昇

NASDAQ総合指数 27,245.90
前日比 -120.27ポイント(-0.44%)下落

VIX 15.25
前日比 +0.41(+2.76%)上昇

米10年国債利回り 5.242%
前営業日比 +0.011ポイント 上昇

ドル円 158.64円
10月9日終値比 +0.30円(+0.19%)円安

WTI原油 93.74ドル
前営業日比 +1.89ドル(+2.06%)上昇

日経225先物 68,460円
前日清算値比 -1,010円(-1.45%)下落

日経VI 30.14
前営業日比 +0.55(+1.86%)上昇

日本10年国債利回り 3.016%
前営業日比 -0.069ポイント 低下

重要材料1 中東情勢の緊迫化で原油高

週末のサウジアラビアの空港への攻撃やタンカーへの攻撃を受け、原油供給への警戒感が強まりました。

WTI原油は前営業日比1.89ドル上昇し、93.74ドルで取引を終えました。

エネルギー関連株には追い風となる一方、燃料費上昇やインフレ再燃への警戒が続きます。

重要材料2 AI・半導体関連株が下落

米国では半導体株が軟調で、フィラデルフィア半導体株指数は2.7%下落しました。

メモリー関連企業の競争環境への懸念も重なり、NASDAQの下落につながりました。

日本の半導体製造装置やメモリー関連銘柄にも波及するか注目です。

重要材料3 米国の銀行決算と物価指標

13日から米大手銀行の決算発表が本格化します。

今週は米消費者物価指数、小売売上高などの重要指標も控えています。

原油高による物価上昇圧力が金融政策見通しをどう変えるかが焦点です。

ドル円 円安方向の背景

ドル円は午前5時50分頃に158.64円。10月9日終値158.34円から0.30円の円安です。

中東情勢の緊迫化を背景に安全資産としてドルが選好され、米国の高い金利水準やインフレへの警戒もドルを支える要因となっています。

ただし、12日の米国債券市場は休場であり、同日の米国債利回り上昇が直接の原因とは言えません。

今日の日本株を見るポイント

10月12日の東京株式市場はスポーツの日で休場し、本日13日に取引を再開します。

確認できた日経225先物は前日清算値比1,010円安の68,460円で、寄り付きは売り先行の可能性があります。ただし、先物の確認時刻は午前2時36分であり、その後の値動きには注意が必要です。

注目は半導体製造装置・メモリー関連株の下げ幅、原油高が輸送や化学などのコストに及ぼす影響、円安が輸出関連株を支えるかどうかです。

寄り付き後の売買の広がりと為替・原油の動向を確認したいところです。

まとめ

米国市場はダウ上昇、NASDAQ下落と明暗が分かれました。

中東情勢による原油高と半導体株安が主な材料です。

日本株は祝日明けの取引再開となり、先物安を踏まえつつ、半導体株と円安関連株の強弱を見極める一日になりそうです。