今日のテーマ

米国株はほぼ横ばい。原油上昇と米金利5%台が重し

24日の米国市場は、方向感の乏しい展開となりました。

ダウは-0.31%、NASDAQは+0.01%とほぼ横ばい。

中東情勢への警戒から原油価格が上昇し、米10年債利回りも5.1%前後の高水準で推移しました。

一方、米国とイランが段階的な停戦に向けた案を検討しているとの報道が出ると、株価は取引中の安値から戻しました。 

日本時間6時時点の主要市場データ

ダウ 51,351ドル前後   -0.31% 下落

NASDAQ 26,939.37 +0.01% ほぼ横ばい 

VIX 15台  上昇

中東情勢と米金利上昇への警戒から、前日より上昇しています。 

米10年債利回り 5.1%前後 上昇

2007年以来の高水準圏で推移しています。

追加利上げ観測と原油上昇によるインフレ懸念が、長期金利を押し上げています。 

ドル円 158円台後半  ドル高・円安

WTI原油 93ドル台 約+2% 上昇

米国とイランをめぐる不透明感や、中東からの供給懸念が再び意識されています。 

金先物 4,293ドル前後

-0.58% 下落

日経225先物 65,320円前後 上昇

24日深夜時点で現物終値をやや下回る水準ながら、前日清算値比ではプラス圏でした。 

日経VI 28.11上昇

日本株の値動きに対する警戒感は、連休前より高まっています。 

日本10年国債利回り 3.070% 上昇

24日の国内債券市場では3%を超えました。

米金利上昇に加え、日銀の追加利上げへの警戒も日本の長期金利を押し上げています。 

今日の重要ポイント1 米金利5%台が続く

今朝も一番注意したいのは米10年債利回りです。

5.1%前後という高い水準が続いています。

背景には、

米景気の底堅さ

FRBの追加利上げ観測

原油上昇によるインフレ懸念

があります。

FRBのウィリアムズ総裁も、年内の追加利上げは合理的との見方を示しています。 

AI・半導体など高PERのグロース株にとって、金利5%台は引き続き逆風です。

今日の重要ポイント2 原油が再び上昇

WTI原油は93ドル台まで上昇。

中東情勢をめぐる不透明感が再び意識されています。 

原油価格が上昇すると、

インフレ懸念が強まる

FRBが利下げしにくくなる

長期金利が上昇しやすくなる

という流れになります。

つまり現在は、

原油高と金利高が同時に株式市場の重し

になっています。

今日の重要ポイント3 それでもNASDAQは踏みとどまる

NASDAQは一時大きく下落しましたが、終値では+0.01%。

ほぼ横ばいまで戻しました。 

きっかけは、米国とイランが段階的な停戦に向けた道筋を検討しているとの報道です。

ホルムズ海峡の再開と米国による経済封鎖解除を含む案が検討されていると伝わり、原油供給への懸念がやや和らぎました。 

中東情勢のニュースひとつで、

原油

米金利

NASDAQ

が同時に動きやすい状況が続いています。

ドル円は158円台後半、円安継続

ドル円は158円台後半。

一時158.98円付近までドル高・円安が進みました。 

主な理由は米金利です。

FRBの追加利上げ観測

米10年債5.1%前後

依然として大きい日米金利差

がドル買いにつながっています。

一方、日本の10年国債利回りも3.07%まで上昇しています。 

159円から160円が近づいているため、今後は日本当局による為替介入への警戒もかなり重要になりそうです。

今日の日本株を見るポイント

24日の日経平均は65,513.99円。

+0.76%となりました。 

今日の日本株では、3つを見たいと思います。

1. 半導体・AI株

NASDAQは下げをほぼ取り戻しましたが、米10年債5%台は依然として逆風です。

2. ドル円158円台

円安は自動車など輸出株には追い風です。

ただし160円に近づくほど為替介入への警戒が強まります。

3. 原油価格

原油がさらに上昇すれば、インフレと金利上昇への警戒が再び強まりやすくなります。

VIXから見る現在の相場

VIXは15台です。

上昇しているとはいえ、まだ市場全体が強い恐怖状態に入った水準ではありません。

株価は不安定ですが、VIXだけを見ると市場にはまだ余裕があります。

VIXが20を超えてくるのか、それとも再び15前後へ落ち着くのか。

短期的な市場心理を見るうえでは、ここを確認しておきたいところです。

今日のまとめ

今朝のポイントは非常にシンプルです。

米10年債は5.1%前後

WTI原油は93ドル台へ上昇

ドル円は158円台後半

NASDAQはほぼ横ばいまで回復

米国株は大きく崩れてはいません。

ただし、原油高と金利高という株式市場にとって嫌な組み合わせが続いています。

今日の日本株では、円安が輸出株を支える一方、米金利5%台がAI・半導体株の重しになる可能性があります。

まずは米金利、原油、ドル円。この3つを確認しながら日本株を見ていきたいと思います。