2026.9.8 市況
日本時間6時時点 最新市場データ
本日は米国市場がLabor Day明けとなります。9月7日の米国株・米国債市場は休場だったため、ダウ、NASDAQ、VIX、米10年債利回りは9月4日の直近終値を掲載しています。
ダウ 53,414.25
-0.51% 前営業日下落
NASDAQ 26,506.99
-0.29% 前営業日下落
VIX 14.53
+1.47% 前営業日上昇
米10年債利回り 4.784%
前営業日からほぼ変わらず
ドル円 154.34円前後
-1.20% ドル安・円高
WTI原油 92.70ドル前後
+1.33% 上昇
金先物 4,456.40ドル前後
-0.5% 下落
Bitcoin 80,422ドル前後
+0.71% 上昇
日経225先物 66,030円前後
-460円 -0.69% 下落
※6時時点で確認できる夜間取引の直近公表値
日経VI 21.86
-19.60% 大幅低下
日本10年国債利回り 2.908%
-0.027ポイント 低下
日経平均は9月7日、前営業日比1,378.90円高の66,399.84円と2.12%上昇しました。一方、その後は円高と原油高が進み、夜間の日経先物は現物終値を下回っています。
昨日の日本株が大きく上昇した理由
9月7日の日経平均は66,399.84円まで上昇しました。
最大の追い風となったのは半導体株です。
9月4日の米国市場ではダウやNASDAQは下落しましたが、フィラデルフィア半導体指数は3.4%上昇。この流れを引き継ぎ、日本でもAI・半導体関連に買いが入りました。
結果として日経平均は、
+1,378.90円 +2.12%
と大幅続伸。
ただしTOPIXは0.55%高にとどまっており、日本株全体が同じように上昇したというより、指数寄与度の高い半導体株が日経平均を強く押し上げた一日でした。
今日、一番気になるのはドル円
ドル円は154.34円前後。
前営業日から約1.2%のドル安・円高となっています。
一時は154.05円まで円高が進み、約7カ月ぶりの円高水準をつけました。
背景にあるのが、日銀の追加利上げ観測です。
市場では9月の日銀金融政策決定会合での利上げ観測がかなり強くなっており、円を使ったキャリートレードの巻き戻しも円高を加速させています。
ここ数日は、
156円台
↓
155円割れ
↓
154円台
と、かなり速いペースで円高が進みました。
これは今日の日本株では注意材料です。
特に自動車、機械、電機など輸出企業には逆風になりやすくなります。
原油は再び上昇
WTI原油は92.70ドル前後。
+1.33%
と上昇しています。
背景は中東情勢です。
米国とイランの衝突が激化し、ホルムズ海峡周辺の船舶輸送にも不安が広がっています。
WTIは一時92.65ドル、Brent原油は97.31ドルまで上昇し、ともに約6週間ぶりの高値となりました。
今の相場では、原油高はかなり重要です。
原油高
↓
物価上昇
↓
インフレ再燃
↓
中央銀行が利上げ
↓
長期金利上昇
↓
株価には逆風
という流れにつながります。
WTIが95ドル、そして100ドルへ向かうかは引き続き要注意です。
米10年債利回りは4.78%
米国債市場も9月7日はLabor Dayで休場でした。
直近の米10年債利回りは4.784%です。
4.8%目前という高い状態が続いています。
今晩から米国市場が再開するため、ここから米10年債利回りがどちらへ動くかが非常に重要です。
4.8%を明確に超えてくると、NASDAQやAI・半導体株には再び逆風。
逆に4.7%台前半へ低下すれば、グロース株には追い風になります。
金は小幅下落
米金先物は4,456.40ドル前後。
-0.5%
となっています。
強い米雇用統計によってFRBの利上げ観測が高まり、高金利が金価格の重しになっています。
ただし中東情勢が不安定なため、安全資産として金を買う需要も残っています。
つまり現在の金は、
「米金利上昇はマイナス」
「地政学リスクはプラス」
という二つの材料に挟まれています。
日経VIは21台まで急低下
日経VIは21.86。
前日比、
-19.60%
と大幅に低下しました。
日経平均が1,300円以上上昇したため、日本株に対する警戒感が急速に低下しました。
一時28.54まで上昇していましたが、終値では21.86。
かなり大きな振れです。
市場心理は改善していますが、円高、原油高、国内金利などの不安材料が消えたわけではありません。
今日の日本株で見るポイント
今日の最大のポイントは、株価そのものよりドル円です。
昨日の日経平均は2.12%上昇しましたが、その後ドル円は154円台まで円高になりました。
さらに日経225先物も66,030円前後と、現物終値66,399.84円を約370円下回っています。
そのため今日の日本株は、昨日の勢いのまま素直に上昇するとは限りません。
特に見たいのは、
ドル円が154円を割るか
WTI原油が95ドルへ向かうか
日本10年国債利回りが再び3%へ向かうか
この3点です。
円高がさらに進めば輸出株には逆風。
一方、円高は原材料輸入コストの低下につながるため、小売、食品、電力など一部内需株にはプラス材料となります。
VIXから見る買い場
米VIXは14.53。
米国市場が休場だったため、直近の9月4日終値のままです。
依然として市場の恐怖感はかなり低い水準です。
私なら、
VIX 20台 警戒開始
VIX 30台 買い場を意識
VIX 40以上 本格的に買い場を探す
という考え方を維持します。
今のVIX14台では、まだ大きな買い場とは考えません。
むしろ今は、
原油高、米金利上昇、円高
という3つが日本株に同時に効き始める可能性があります。
VIXが大きく上昇し、市場全体に悲観が広がった場面まで現金余力を残しておきたいところです。
今日のまとめ
今日のテーマは、
「日本株は大幅高の反動に注意。円高154円台が新たな焦点」
です。
昨日の日経平均は半導体株を中心に1,378円高となりました。
一方、その後はドル円が154円台まで円高。
WTI原油も92ドル台へ上昇しています。
今晩から米国市場も再開します。
今日からは、
ドル円、原油、米10年債、日本10年債
この4つをセットで見ることが、相場の方向を判断するうえで特に重要になりそうです。
