日本時間6時時点の市場概況

今朝の市場は、再び警戒感が強まっています。

米国株はダウ、NASDAQとも下落。特に半導体株への売りが強く、フィラデルフィア半導体指数は5.9%下落しました。

大きな材料は、

AI開発を巡る警戒

米10年債利回りが一時5%突破

中東情勢による原油高

の3つです。

AI関連株と半導体株にとって、かなり厳しい材料が重なった一日でした。 

主要市場データ

ダウ 52,421.17 -0.29% 下落

NASDAQ 26,186.41 -0.56% 下落 

VIX 17.18前後 +8.5% 上昇

市場の警戒感が再び高まりました。 

米10年債利回り 4.96%前後  上昇

一時は5.01%まで上昇し、2023年以来初めて5%を突破しました。 

ドル円 154.36円前後  約0.5%ドル高・円安

WTI原油 101.39ドル +1.34ドル +1.3% 上昇 

日経225先物 63,480円  +130円 上昇

日経VI 29.80 -2.45% 低下

日本10年国債利回り 3%近辺 上昇基調

日銀の追加利上げ観測を背景に、日本の長期金利も高水準が続いています。 

今日の重要ポイント

1. AI・半導体株に強い売り

今日もっとも気になる材料です。

Anthropic、OpenAI、xAIなどAI業界の経営陣から、AI開発速度や安全性への警戒が相次ぎました。

これを受け、

フィラデルフィア半導体指数は5.9%下落しました。 

日本株では、AIインフラ関連

への影響をまず確認したいところです。

昨日の日経平均もAI・半導体関連株への売りで63,492.99円まで下落しています。 

2. 米10年債がついに5%突破

米10年債利回りは一時、5.01%まで上昇しました。

5%突破は2023年以来です。 

原油高によるインフレ懸念に加え、FRBが今週利上げするとの見方も強まっています。

市場では25bp利上げの確率を約90%織り込んでいます。 

金利が5%を超えると、安全な米国債の魅力が高まり、

「高いPERを払って株を持つ必要があるのか」

という比較が起きやすくなります。

特にAI・半導体などグロース株には逆風です。

3. 原油は再び101ドル

WTI原油は101.39ドル。

+1.3%

となりました。 

中東でサウジアラビアのエネルギー施設や船舶への攻撃が続いていることが背景です。

一時は約5%上昇しましたが、トランプ大統領が「イランが協議を望んでいる」と発言したことで上昇幅を縮めました。 

つまり、

原油は100ドルを超えているものの、外交次第で大きく上下する状況

です。

ドル円は154円台へ円安

ドル円は154.36円前後。

前日から約0.5%ドル高・円安方向です。 

円安になった主な理由は、

原油高によるリスク回避のドル買い

FRB利上げ観測

米10年債5%突破

です。

一方、日本でも今週の日銀会合での利上げ観測があります。

そのため現在は、

FRB利上げ観測によるドル高と

日銀利上げ観測による円高がぶつかっています。

今日は154円台を維持するか、それとも再び153円方向へ戻るかを見たいところです。

今日の日本株を見るポイント

今朝はまず、AI・半導体株を見ます。

米国で半導体指数が5.9%下落しているため、日本の半導体関連株も警戒が必要です。

ただし日経225先物は午前2時時点で63,480円と、日中清算値比では130円高まで戻しています。 

したがって、

「米半導体株急落=日経全面安」

と単純には決めつけず、寄り付き後の動きを確認したいところです。

今日見る数字は、

日経平均63,000円

米10年債5%

WTI100ドル

ドル円154円

の4つで十分です。

VIXから見る買い場

VIXは17台まで上昇しました。

ただし、まだ20には届いていません。 

目安はこれまで通り、

VIX 20台 警戒開始

VIX 30台 買い場を意識

VIX 40以上 本格的な買い場を探すと見ます。

株価は下がっていますが、VIX17台ではまだ市場全体が恐怖状態とは言えません。

今日のまとめ

今日のテーマは、

「AI株急落と米金利5%突破」

です。

NASDAQ -0.56%

VIX 17台

米10年債 一時5.01%

WTI 101.39ドル

ドル円 154円台

日経先物 63,480円

今日は特に、

AI・半導体株

米10年債5%

この2つを見れば十分です。

原油も100ドルを超えていますが、今朝の日本株に直接効きそうなのは、米国でのAI・半導体株の急落です。

ただしVIXはまだ17台。

怖くなってきた相場ではありますが、本格的な悲観相場にはまだ入っていません。