2026年9月16日 朝6時 市況
今日のテーマ
「原油105ドル、米10年債5%超。FOMCを前に金利高が株式市場の重し」
15日の米国株は続落しました。最大の材料は、原油価格の再上昇と米長期金利の上昇です。
WTI原油は105ドル台まで上昇し、米10年債利回りは一時5.041%と2007年以来の高水準をつけました。
原油高によるインフレ懸念からFRBの利上げ観測が強まり、株式市場には再び金利上昇への警戒が広がっています。
日本時間6時時点の主要市場データ
ダウ 52,093.11 -0.6% 下落
NASDAQ 25,981.57 -0.8% 下落
VIX 上昇方向
原油高と金利上昇を受け、市場の警戒感は前日より強まっています。
米10年債利回り 一時5.041% 上昇
ドル円 154円台 ドル高・円安
WTI原油 105.83ドル +4.38% 大幅上昇
日経225先物 63,380円 +60円 小幅上昇
日経VI 高水準を維持
日本株もAI・半導体株、原油、金利の影響を受けやすく、ボラティリティの高い状態が続いています。
日本10年国債利回り 3.025%前後
上昇
30年ぶりの高水準です。日本政府の財政政策への懸念に加え、日銀の追加利上げ観測も金利上昇につながっています。
今日の重要ポイント1 原油が105ドル台へ
今日一番気になるのは原油です。
WTI原油は105.83ドルまで上昇。
+4.38%
となりました。
背景にはサウジアラビアの東西パイプラインへの攻撃と、紅海側のヤンブー輸出施設での混乱があります。
このルートはホルムズ海峡を迂回する重要な原油輸送ルートです。
原油供給への不安が再び強まり、
原油高、インフレ懸念、金利上昇、株価の重し
という流れが続いています。
今日の重要ポイント2 米10年債が5%突破
米10年債利回りは一時5.041%。
2007年以来の高水準となりました。
今の株式市場では、ここが非常に重要です。
米国債だけで約5%の利回りが得られるようになると、高いPERの株を買う魅力が相対的に低下します。
特に影響を受けやすいのが、
NASDAQ
AI
半導体
などのグロース株です。
今日の重要ポイント3 FOMC直前
FRBは16日に政策金利を発表します。
市場では利上げ確率が約95%まで上昇しています。
つまり今日は、
「利上げするか」よりも「その後も利上げするのか」が重要です。
パウエル議長ではなく、現在のFRB議長ケビン・ウォーシュ氏の会見内容や今後の金利見通しに市場が反応する可能性があります。
ドル円は154円台へ円安
ドル円は154円台。
方向としてはドル高・円安です。
理由は比較的シンプルです。
原油上昇でインフレ懸念が強まる。
米国の利上げ観測が強まる。
米10年債利回りが5%を超える。
その結果、ドルが買われています。
ただし日本でも日銀の追加利上げが意識されています。
そのため今後は、FRBと日銀の双方の金融政策次第でドル円が大きく動く可能性があります。
今日の日本株を見るポイント
昨日の日経平均は63,484.10円。
-8.89円 -0.01%
とほぼ横ばいでした。
今日はまず半導体・AI関連株を確認します。
米国ではNASDAQが0.8%下落しています。
一方、日経225先物は午前2時時点で63,380円と小幅高でした。
もう一つ重要なのが原油です。
WTIが105ドルを超えているため、
INPEXなど資源関連には追い風となる可能性があります。
一方、原油高によるインフレと金利上昇は、日本株全体にはマイナス材料です。
さらに日本10年債利回りは3.025%まで上昇しています。
「原油105ドル」「米10年債5%」「日本10年債3%」
今日はこの3つを見ながら日本株を確認したいところです。
VIXが20、30と上昇して市場全体に悲観が広がった場面を待つ
という考え方もあります。
今日のまとめ
今日の重要材料は3つです。
1. WTI原油が105ドル台へ上昇
2. 米10年債利回りが5%突破
3. FOMCを前に利上げ観測が95%まで上昇
米国株は、
ダウ -0.6%
NASDAQ -0.8%
と続落しました。
今日は株価だけを見るより、
原油105ドル
米10年債5%
ドル円154円
日本10年債3%
を先に確認したい朝です。
特に今夜のFOMCを控えているため、無理に方向を決めつけず、金利と原油の動きを見ながら慎重に相場を見たいと思います。
