今日のテーマ

米長期金利上昇で米国株は反落。NASDAQは6営業日ぶり下落

7日の米国市場は、ここまでの最高値更新から一服しました。

ダウは-0.66%、NASDAQは-0.22%。米10年債利回りが一時5.364%まで上昇し、24年ぶりの高水準を付けたことが株価の重しとなりました。 

日本時間6時30分前後の主要市場データ

ダウ 51,180.17 -341.11 -0.66% 下落

NASDAQ 27,538.69 -61.19 -0.22% 下落

NASDAQは6営業日ぶりの下落。半導体株も1.2%下落しました。 

VIX 15.16 +0.15 +1.00% 上昇

株価下落を受け、VIXは前日の15.01から小幅に上昇しました。 

米10年債利回り 5.284%前後        +0.013ポイント前後 上昇

一時は5.364%まで上昇し、24年ぶりの高水準。その後、米10年債入札が好調だったことで5.28%台まで戻しました。 

USD/JPY 157.95円前後前日比 -0.09% やや円高

ドルは他の主要通貨に対して上昇しましたが、円に対しては小幅下落。

日銀の佐藤綾野審議委員が段階的な利上げを支持する考えを示したことが、円を下支えしました。 

WTI原油 88.28ドル
-1.3% 下落

中東情勢への警戒から一時上昇しましたが、IEAが石油備蓄の放出を加速すると発表したことで下落に転じました。 

日経225先物 69,770円 -590円 -0.83% 下落

10月8日取引日の大阪市場で確認できる直近値は69,770円。米国株の反落を受け、7万円を割り込んでいます。 

日経VI 32.73 +3.53 +12.09% 上昇

昨日の日経VIは29.20から32.73へさらに上昇しました。 

日本10年国債利回り 3.107%
-0.002ポイント 小幅低下

前日の3.109%からわずかに低下。ただし、依然として3%を超える高い水準です。 

今日の重要ポイント1 米長期金利が一時5.364%

今日、一番重要なのは米国株の下落そのものより、米長期金利です。

米10年債利回りは一時5.364%まで上昇し、24年ぶりの高水準となりました。

背景には、

中東情勢による原油高への警戒
インフレ再加速への懸念
米国の財政赤字と国債増発への警戒があります。 

ただし、その後行われた390億ドルの10年債入札は好調でした。

投資家の需要が確認されたことで、10年債利回りは5.28%台まで低下しています。 

今日の重要ポイント2 原油は上昇から一転、88ドル台へ

原油の値動きも激しくなっています。

中東情勢を受けて原油価格は一時上昇しましたが、IEAが石油備蓄の放出を加速すると発表。

WTIは88.28ドルまで下落しました。 

これは株式市場には一つの安心材料です。

原油下落
インフレ懸念がやや後退
長期金利の上昇圧力が弱まる

という流れにつながる可能性があります。

今日の重要ポイント3 FRB内でも意見が分かれる

9月FOMCの議事要旨も公表されました。

FRBは9月に利上げしましたが、その理由について内部では意見が分かれていました。

エネルギー価格上昇への対応を重視するメンバーがいる一方、需要そのものによるインフレを警戒するメンバーもいます。 

現在、市場が織り込む10月の追加利上げ確率は17.2%まで低下しています。

つまり、今の市場は、

10月は利上げ見送りの可能性が高い

しかし、

インフレが再び強くなれば、その先の利上げは残る

と見ています。 

昨日の日本株

7日の日経平均は70,035.71円。

-648.27円 -0.92%で終了しました。

前日までの急上昇から利益確定売りが入り、225銘柄のうち上昇90銘柄、下落134銘柄でした。 

そして注目したいのが日経VIです。

32.73まで上昇し、前日比+12.09%。

株価が7万円近辺にある一方で、市場は今後の値動きが大きくなることを警戒しています。 

今日の日本株を見るポイント

今朝の日経225先物は69,770円と7万円を割り込んでいます。 

そのため今日は、まず日経平均が7万円を回復できるかがポイントです。

さらに米国では半導体株指数が1.2%下落しました。 

ここ数日の日本株を牽引してきたアドバンテスト、ソフトバンクグループ、フジクラ、キオクシアなどAI・半導体関連株に利益確定売りが広がるかも確認したいところです。

一方、WTI原油が88ドル台まで下がり、米10年債利回りも高値から5.28%台まで戻しています。

寄り付きの下落後に買い戻しが入るかも、今日の重要なポイントになりそうです。

今日のまとめ

今朝の市場を一言でまとめると、

「米長期金利上昇で株高が一服。ただし、原油と米金利は高値から低下」

です。

ダウは-0.66%、NASDAQは-0.22%。

米10年債利回りは一時5.364%まで上昇しましたが、5.28%台まで戻しました。

WTI原油も88.28ドルへ下落。

日経225先物は69,770円と7万円を割れています。

今日は日経平均7万円の攻防と、AI・半導体株の利益確定売りがどこまで広がるか。そして日経VIが30台で高止まりするかを見ていきたいと思います。