今日のテーマ

NASDAQが最高値更新。AI・ハイテク株が牽引、原油安も追い風

5日の米国市場は、AI・大型ハイテク株を中心に買いが入り、NASDAQが最高値を更新しました。

NASDAQは27,477.31、+1.05%。ダウも51,267.90、+0.18%で終了しました。

NVIDIAは2.1%上昇して最高値を更新。Microsoftは1.5%、MetaとTeslaも約2%上昇しました。先週の弱い米雇用統計によって10月の追加利上げ観測が後退していることに加え、原油価格の下落も株式市場を支えています。 

主要市場データ

ダウ 51,267.90 +0.18% 上昇

NASDAQ 27,477.31 +1.05% 上昇・最高値更新

AI・大型ハイテク株への買いが相場を牽引しました。 

VIX 15.52 +0.21 +1.37% 上昇

株価は上昇しましたが、VIXは小幅に上昇。米欧の長期金利が高水準にあることへの警戒は残っています。 

米10年債利回り 5.31%前後
+0.034ポイント前後 上昇

先週の弱い雇用統計で追加利上げ観測は後退しましたが、財政悪化への懸念や大量の債券発行、エネルギー価格などが意識され、長期金利は再び5.3%台まで上昇しました。 

ドル円 158円前後 ドル高・円安方向

5日の参考値では158円台へ上昇。前営業日の157円台後半から円安方向となりました。 

主な理由は、米10年債利回りが5.3%台へ上昇したことです。さらにフランスの財政・政治不安からユーロが売られ、ドル指数が上昇したこともドルを支えました。 

WTI原油 89.43ドル -1.68ドル -1.84% 下落

中東からの原油輸出が増加したことに加え、G7が1億バレルの原油・ディーゼル備蓄放出で合意したことで、WTIは90ドルを割り込みました。 

日経225先物 70,020円 -70円 小幅下落

6日午前2時時点の大阪取引所の日経225先物は70,020円。5日の現物終値69,946.86円は上回っています。 

日経VI 22.87 +0.29 +1.28% 上昇

日経平均が大幅高となる一方、内外金利の高止まりや短期的な過熱感への警戒から、日経VIは小幅上昇しました。 

日本10年国債利回り 3.064%
高水準で推移

5日の日本10年国債利回りは3.064%。3%を超える高い金利水準が続いています。 

今日の重要ポイント1 NASDAQが最高値更新

今日の米国市場で最も目立ったのはNASDAQです。

+1.05%の27,477.31で終了し、最高値を更新しました。 

中心にいるのは引き続きAI・大型ハイテク株です。

NVIDIAは2.1%上昇して最高値を更新。Microsoft、Meta、Teslaも上昇しました。

先週の雇用統計を受けて、10月FOMCで追加利上げが行われる確率は約24%まで低下。1週間前の約70%から大きく下がっています。 

初心者向けに整理すると、

雇用減速
追加利上げ観測が後退
AI・ハイテク株に買い
NASDAQ最高値更新

という流れです。

今日の重要ポイント2 原油が90ドル割れ

もう一つの好材料は原油です。

WTI原油は89.43ドルまで下落しました。 

原油価格が下がれば、ガソリンや輸送コストなどを通じたインフレ圧力が弱まりやすくなります。

原油安
インフレ圧力の緩和
追加利上げの必要性が低下
株式市場にはプラス

という流れです。

ただし、中東ではエネルギー施設や船舶への攻撃が続いており、地政学リスクそのものが消えたわけではありません。 

今日の重要ポイント3 米金利は再び5.3%台

株価は非常に強い一方、少し気になるのが米10年債利回りです。

5.31%前後まで再び上昇しました。 

現在の市場は、

AI需要と利上げ観測後退は株にプラス

一方で、

長期金利5%超は株にマイナス

という綱引きです。

NASDAQが最高値を更新しているだけに、今後さらに金利が上昇した場合、ハイテク株の利益確定売りにつながる可能性には注意しておきたいところです。

昨日の日本株

5日の日経平均は69,946.86円。

+1,637.40円 +2.40%と大幅上昇しました。

取引時間中には一時70,072.13円まで上昇し、7万円台に乗せる場面もありました。 

背景にあるのは、先週末の米雇用統計を受けた利上げ観測の後退と、AI・半導体株への買いです。

ただし、日経平均は9月29日から5日までの4営業日で約6.8%上昇しています。短期間でかなり上昇している点は意識しておきたいところです。 

今日の日本株を見るポイント

今日も中心はAI・半導体関連になりそうです。

米NASDAQは最高値を更新し、NVIDIAも最高値。

さらにWTI原油が90ドルを割り込んだことも、日本株には比較的良い材料です。

一方で、昨日の日経平均は一時7万円を突破するまで急上昇しました。

そのため今日は、単純に「上がるか下がるか」だけではなく、

7万円台を定着できるか

AI・半導体株への買いが続くか

上昇が他の業種にも広がるか

米10年債利回り5.3%台がハイテク株の重しにならないか

このあたりを確認したいところです。

また本日は日本の10年国債入札が予定されています。

日本の10年債利回りも3%を超えているため、入札結果によって金利が大きく動く場合は、日本株にも影響する可能性があります。 

今日のまとめ

今朝の市場を一言でまとめると、

「AI・ハイテク株の強さでNASDAQは最高値。ただし米金利5.3%台には注意」

という状況です。

NASDAQは+1.05%で最高値更新。

WTI原油は89.43ドルまで低下し、インフレ面では安心材料です。

一方、米10年債利回りは5.31%前後まで上昇しています。

昨日の日経平均も一時7万円を突破しました。

今日の日本株は、7万円台を維持できるか、そしてAI・半導体だけでなく市場全体へ上昇が広がるかを見ていきたいと思います。