今日のテーマ

米国株は反落。原油と米金利の上昇でNASDAQは0.92%安

28日の米国市場は、ダウ、NASDAQともに下落しました。

ダウは51,481.51、-0.67%。

NASDAQは26,820.38、-0.92%となりました。

最大の材料は、再び中東情勢、原油、米金利です。

米国とイランの和平交渉をめぐる不透明感から原油が上昇し、インフレ懸念が再燃。米10年債利回りも5.2%台へ上昇し、株式市場、特に高PERのハイテク株の重しとなりました。 

日本時間6時時点の主要市場データ

ダウ 51,481.51 -347.11ドル -0.67% 下落

NASDAQ 26,820.38 -248.34 -0.92% 下落 

VIX 15台  上昇

米10年債利回り 5.21%前後上昇

原油上昇によるインフレ懸念とFRBの追加利上げ観測から、再び5.2%台へ上昇しました。 

ドル円 157円前後

WTI原油 92.60ドル  +0.19ドル +0.2% 上昇

一時は95ドル台まで急騰しましたが、カタールが米国・イラン双方と協議するとの報道を受け、上昇幅を大きく縮小しました。 

日経225先物

28日の夜間取引は65,680円でスタート。

日中清算値比+110円でした。 

日経VI 27.51 +7.21 +35.52% 大幅上昇

原油、米金利、中東情勢への警戒から、日本市場でもボラティリティが急上昇しました。 

日本10年国債利回り 3.066% 上昇

3%台の高水準が続いています。米金利上昇と国内の追加利上げ観測が、日本の長期金利にも影響しています。 

今日の重要ポイント1 米国株は再び下落

28日の米国市場は、

ダウ -0.67%

NASDAQ -0.92%

となりました。 

理由はかなり分かりやすく、

中東情勢が不透明

原油が上昇

インフレ懸念が強まる

FRBの追加利上げ観測が強まる

米金利が上昇

という流れです。

市場では10月FOMCで0.25%の追加利上げが行われる確率が約70%まで上昇しました。 

今日の重要ポイント2 米10年債は5.2%台

現在の株式市場で最も注意したいのは、やはり米金利です。

米10年債利回りは5.21%前後。

28日は原油価格の上昇とFRBの追加利上げ観測を背景に、再び上昇しました。 

AI・半導体など成長株にとって、金利5%台は大きな逆風です。

ただし、NVIDIAは過去最大となる1500億ドルの自社株買いを発表し、28日は逆行高となりました。 

つまり、

AIそのものへの期待はまだ強い。

一方、

高金利がAI株のバリュエーションを抑えている。

現在はこの2つの綱引きです。

今日の重要ポイント3 原油は一時急騰、その後失速

WTI原油は一時95ドル台まで上昇しました。

トランプ米大統領がイラン側の和平案を拒否したことで、ホルムズ海峡をめぐる供給不安が再び強まりました。

ただし、その後カタールが米国とイラン双方との協議を予定していると伝わると、原油は急速に上昇幅を縮小。

終値は92.60ドル、前日比+0.2%でした。 

中東情勢のニュースひとつで原油が数ドル動く状態が続いています。

原油が再び100ドルへ向かえば、インフレと金利上昇を通じて株式市場には大きな逆風になります。

ドル円は157円前後

ドル円は157円前後。

28日は156.52円まで円高になる場面がある一方、157.86円まで円安になる場面もあり、方向感の定まりにくい展開でした。 

ドルを支えているのは、

米10年債5.2%台

FRBの追加利上げ観測

です。

一方、日本政府は円安への警戒を強めており、日米当局が円安への懸念について連携する姿勢を改めて示しています。 

そのため、

米金利上昇はドル高・円安要因

日本当局の円安けん制は円高要因

となり、157円付近で綱引きになっています。

昨日の日本株

28日の日経平均は、

65,877.62円

-486.58円 -0.73%

と6営業日ぶりに反落しました。 

一時は67,034.74円まで上昇しましたが、その後は売りに押され、その日の安値で取引を終えています。

先週までの5日続伸で約3,000円上昇していたことから利益確定売りが出たほか、米金利と国内金利の上昇も重しとなりました。 

今日の日本株を見るポイント

今日は9月末配当の権利落ち日です。

そのため、日経平均が寄り付きで下落しても、単純に「相場が悪い」と判断しないことが重要です。

配当分だけ指数が機械的に下がる影響があります。

そのうえで確認したいのは3点です。

1. AI・半導体株

NASDAQは-0.92%。

米金利5.2%台も逆風です。

ただしNVIDIAは自社株買いを材料に逆行高となっており、AI関連株が全面的に崩れているわけではありません。 

2. 原油

WTIは一時95ドル台まで上昇しました。

今日は中東情勢のニュースと原油価格をかなり注意して見たいところです。

3. 日本の金利

日本10年国債利回りは3.066%。

金利上昇は銀行株には追い風ですが、グロース株には逆風です。 

VIXから見る買い場判断

VIXは15台。

前日より上昇していますが、まだ市場全体がパニックになっている水準ではありません。

現時点では、VIXだけを見て大きな買い場と判断する局面ではありません。

むしろ今は、

米10年債5.2%台

WTI原油

米国・イラン協議

この3つを合わせて確認したいところです。

VIXが20を超えてくるようなら、市場の警戒感が一段強まってきたサインとして見ていきます。

今日のまとめ

今朝のポイントは、

ダウ -0.67%

NASDAQ -0.92%

米10年債 5.21%前後

WTI 一時95ドル台まで上昇です。

相場を動かしている流れは非常に明確です。

中東情勢から、原油

そして、インフレ、米金利

を通じて株価へ影響しています。 

今日の日本株は権利落ち日のため、指数の下落幅だけでは判断しにくい一日です。

配当落ちの影響を除いた実質的な強さと、AI・半導体株が米金利5.2%台にどう反応するか。

ここを中心に見ていきたいと思います。