日本時間6時時点 前日比の状況

ダウ 53,414.25 -0.51% 下落

NASDAQ 26,506.99 -0.29% 下落

VIX 14.32前後 小幅上昇

米10年債利回り 4.77%前後 上昇

ドル円 155.99円前後 約+0.12% 円安方向

WTI原油 91ドル前後 小幅下落

金先物 4,476ドル前後 約-1.4% 下落

Bitcoin 80,000ドル前後 2~3%程度下落

CME日経225先物 65,600円台 現物終値を上回る

日経VI 27.19 -3.99% 低下

日本10年国債利回り 2.90%前後 低下

9月4日の米国市場は反落しました。ダウは271.86ドル安、NASDAQは0.29%安。最大の材料は、予想を大きく上回った米雇用統計です。 

米国株が下がった理由

8月の米雇用者数は16万2,000人増となり、市場予想を大幅に上回りました。

「景気が強い」

「インフレが下がりにくい」

「FRBが利上げする可能性が高まる」

「米国債利回りが上昇する」

「株には逆風」

という反応になっています。

雇用統計を受け、9月FOMCでの利上げ確率は約60%まで上昇しました。米10年債利回りも一時4.78%付近まで上昇しています。 

昨日までの「利上げ懸念後退」で上昇した株式市場が、一日で再び金利を警戒する展開となりました。

NASDAQは比較的底堅い

NASDAQも下落しましたが、下落率は0.29%にとどまりました。

半導体株の一部が上昇したことで、金利上昇の割にはNASDAQは比較的底堅い動きでした。

一方でダウは0.51%安。

強い雇用統計による金利上昇が、株式市場全体の上値を抑えています。 

ドル円は155円台後半

ドル円は155.99円前後。

前日の155.80円前後から、ややドル高・円安方向となりました。 

理由は米雇用統計です。

強い雇用統計によってFRBの利上げ観測が再び高まり、米国債利回りが上昇。

その結果、ドルが買い戻されました。

ただし、日銀の追加利上げへの警戒も残っているため、ドル円が一気に160円方向へ戻るような動きにはなっていません。 

今後の日本株を見るうえでも、ドル円は重要です。

円安なら自動車など輸出株には追い風。

円高になれば、輸出株には逆風となります。

原油は依然として90ドル台

WTI原油は91ドル前後。

米国とイランを巡る緊張から、原油価格は依然として非常に高い水準です。

WTIは週間では約10%上昇しています。ホルムズ海峡を巡る供給不安が続いているためです。 

現在の相場で最も警戒したいのは、やはりここです。

原油90ドル台が長期化すると、ガソリンや物流などを通じてインフレを押し上げます。

するとFRBは金利を下げにくくなり、逆に追加利上げが必要になる可能性があります。

金先物は下落

金先物は4,476ドル前後まで下落しました。

強い雇用統計を受けて米金利とドルが上昇したため、金には売りが出ました。

米国の12月限金先物は約1.4%下落しています。 

地政学リスクは金の買い材料ですが、今回は「米金利上昇」の影響が勝った形です。

Bitcoinも反落

Bitcoinは一時81,000ドルを超えていましたが、その後80,000ドル前後まで反落しました。

強い雇用統計によって米金利上昇への警戒が再び強まったため、暗号資産にも利益確定売りが出ています。

株、金、Bitcoinがそろって米金利に振り回される相場になっています。

日本株は金曜日に大幅反発

9月4日の日経平均は、

65,020.94円

+806.46円 +1.26%

5営業日ぶりの大幅反発となりました。 

米国の金利低下を受け、AI・半導体関連株を中心に買い戻しが入りました。

日経VIも27.19まで低下し、前日比3.99%安。

日本株市場の警戒感はいったん後退しています。 

日本10年国債利回りも2.90%まで低下しました。前日は3%近くまで上昇していたため、日本株にとってはプラス材料です。 

日経先物は現物終値を上回る

米国時間のCME日経平均先物は、日本時間3時時点で65,630円でした。

日経平均の現物終値65,020円を約600円上回る水準です。 

米国株自体は下落していますが、日本株先物は比較的強い動きを維持しています。

ただし本日は土曜日のため、日本株の現物市場は休場です。

この先物価格は、月曜日の寄り付きの参考材料として見ておきたいところです。

今日の相場を一言で

今日のキーワードは、

「強すぎる雇用統計で、再び金利上昇を警戒」

です。

前日は、

「利上げ懸念後退、金利低下、株高」

でした。

ところが今日は、

「強い雇用統計、利上げ観測上昇、金利上昇、株安」

へと一日で逆転しました。

現在の市場が、いかに「FRBと金利」に敏感になっているかが分かります。

次の日本株で見るポイント

月曜日の日本株で最も重要なのは、米10年債利回りです。

4.8%を明確に超えて上昇するようなら、半導体・AI・グロース株には再び逆風となります。

次が原油です。

WTIが90ドル台後半から100ドル方向へ向かえば、インフレ再燃への警戒がさらに強くなります。

そしてドル円。

155円台を維持できれば輸出株には比較的追い風ですが、再び154円、153円方向へ円高が進む場合は注意が必要です。

VIXから見る買い場

VIXは14台。

まだ「恐怖相場」と呼べる状態ではありません。

特に今は、

原油高と米10年債利回り上昇が同時に起きたときが要注意です。